謹賀新年
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組合員の皆様には健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
昨年は当組合の運営にご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございました。
2024年は元旦に発生した能登半島地震とそれに伴う事故など、衝撃的な出来事で幕を開けました。その後も地震や豪雨による自然災害、そして記録的な猛暑など、地球温暖化の影響を強く感じさせる出来事が続きました。
上半期にはフランスのパリにてオリンピック・パラリンピックが開催され、多くの日本人の活躍が連日報じられ、日本中が熱狂の渦に包まれました。スポーツの力が私たちに希望と感動をもたらし、多くの人々に勇気を与えてくれました。
また、20年ぶりに新紙幣の発行が行われ、一万円札には近代日本の経済の父と呼ばれる渋沢栄一氏、五千円札には津田梅子氏、千円札には北里柴三郎氏の肖像がデザインされました。
下半期には石破内閣総理大臣の誕生、アメリカ合衆国において大統領選挙があり、新年早々大統領の交代が予定されるなど政治の動向に注目が集まりました。これからの世界がどのように変わっていくのか、多くの人々が関心を寄せる年でもありました。
さらに世界経済に目を向けてみますと、昨年もロシア軍のウクライナ侵攻が続いており、さらに北朝鮮の兵士が加わるなど予断が許せない状況となっております。中東地域でも新たな紛争が起こり、地政学上の不安定さがさらに増しております。経済におきましては、先進国における金利の高止まり、インフレ懸念は継続し、中国経済の低迷、為替相場も乱高下、相対的に円安も続く中、我が国におきましては輸出産業・輸入産業の明暗がはっきりした一年でもありました。
当組合の事業におきましては、コロナ禍前の水準にほぼ戻った感じがあります。共同受注事業に関しまして、地産地消のまちづくりを中心とした取り組み並びに労務改善事業での永年勤続表彰等の事業を推進しているところです。また、労働保険に関しては労働保険事務組合として当組合員の労働保険関連の手続きのサポートを引き続き実施しております。
外国人技能実習生受入事業につきましては、コロナ禍前の水準に戻り、外国人技能実習生の入国が昨年4月に19人、10月には22人の入国が行われ、当該外国人技能実習生は日々それぞれの技能実習受入機関にて技能実習に励み、順調に推移しているところです。特定技能外国人制度に関しましても、特定技能外国人の受入企業に対し支援計画の作成・実施の補助を行う機関として支援事業も行っております。
今後とも引き続き、共同受注事業、外国人技能実習生受入事業、労務改善事業等を通して、皆様とともにさらなる発展のためカヌマックスの組合活動を活発にしていきたいと思います。
また皆様にはカヌマックスの組合員で良かったと思えるような組合を目指し、努力して参りますので一層のご支援とご協力を賜りたくよろしくお願い申し上げます。
結びに、組合員の皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
鹿沼機械金属工業協同組合
理事長 篠原 尉浩